スケートパークとは?
スケートボード、BMX、インラインスケートなど、舗装された路面を利用するストリートスポーツを行う専用の施設を「スケートパーク」と言います。
スケートボード、BMX、インラインスケートと言った競技はアメリカを始め、世界各国の若者などに絶大な人気のあるスポーツです。
また、そのファッション性などから若者文化に多大な影響を与え続けているのも特徴です。
最近ではTVCMなどでもスケートボードなどの映像が使われ、一般的な認知も得られてきています。
発祥の地、アメリカではストリートスポーツ専用の施設「スケートパーク」が数多く建設されており、老若男女問わず多くの愛好者が技術の向上や健康維持、またコミュニケーションの場として活用しています。
近年、日本でもこのようなスケートパークが建設されはじめ、幅広い年齢層の愛好者に利用されています。
スケートパークはなぜ必要なの?
スケートボード、BMX、インラインスケートなどの愛好者が増えているのに対し、日本ではまだ専用施設の数が絶対的に足りていないのが現状です。
その為、愛好者が公道や家族連れの多い公園などで肩身の狭い思いをしながら楽しむしかないと言う場合が多く、安全面の上でも危険な状態と言えます。
これからさらに人気が高まる事が予想されるこれらのスポーツを安全に気兼ねなく楽しめるスケートパークの建設が望まれています。
どのような施設を作ればいいの?
スケートパークは主にランページやボール・プールと言われる湾曲した滑走面やバンクと言われる坂、カーブと言われる縁石、レールといわれる手すりなどのセクション(構造物)で構成されています。
それぞれのセクションのサイズや形状、配置には公式に決まったものはありません。
利用者の希望や設置者の自由で決めることが出来るのが他のスポーツ施設とは大きく違う点です。
しかし、決まった規格が無いため豊富な経験に基づいたデザイン・設計が必要不可欠になります。
また、近臨にお住いの住民の方々や地域社会から理解されることが絶対条件です。
例えば公共パークであれば、お子様から学生の皆様、社会人の皆様から年齢を重ねられた方々はもちろん、初心者から上級者、オリンピック出場選手であっても、同じ場所で一緒に楽しみながらコミュニケーションの拡張や仲間づくりなど、人としての基本的な教育が図れる場所である必要があり、なおかつ設置地域の自然と調和しながら、数十年に渡る持続性を兼ね備えた魅力が求められます。
2021年現在まで、日本国内にあるスケートパークには、これらの点を検討せずに作られた施設も多数あり、同じ場所で楽しむことが出来るはずなのに、異種競技の利用を排除してしまっている施設も見られるため、多くの利用者が安全に楽しみ切れない施設があることも事実です。
私どもが提案する公共スケートパークは、異種競技排除の無い、檻のような柵の無い、誰もが入場利用できるスケートパークの理想の形を追求します。
自分にとって必要な場所を守るために自分が守らなければならない事
2020東京オリンピックから始めて採用されたスケートボード競技では、海外に活躍の場を見出した日本の選手が金メダルを取るなど、日本でのエクストリーム・ストリートスポーツやスケートボードへの関心や注目が非常に高まっています。
是非、ストリートスポーツに関わっていらっしゃる皆様自身の今後のためにも、近隣の皆様にご迷惑のかかることが無いよう、ゴミの置き去りや公共施設、私有施設の汚損や破損などが起こらないよう、充分注意しながら近隣の皆様と顔を合わせてお話をさせて頂きながら、誰もが楽しめる場所を増やすアクションを起こして頂けることを切に願います。